加湿器を1日中付けっぱなしにしていると発生するフィルターの”臭い”と”ヌメリ”。3日くらい水を交換しながら使っていてもすぐに出てきます。
初めのうちは、毎日タンクを掃除し、3日に1回くらいのペースでフィルターのつけ起きなど手入れをしていました。でも、これって毎日毎日くりかえすのかなりめんどくさいですよね。
そんな加湿器の悩みがおおよそ解決しました。
それが、「ディフェンドウォーター」を使って水を除菌しながら加湿する方法です。
そんなわけで、この記事ではディフェンドウォーターを実際に使ってみた使用感と効果について徹底解説していきます。
自分もそうだけど、加湿器の掃除について知っていても、水自体を除菌して使う方法は知らない人多いのではと思います。臭いやヌメリに悩んでいるなら参考になるはずですよ。
そもそも、加湿器の臭いやヌメリの原因はなに?
ディフェンドウォーターの話をする前に、そもそもなんで加湿器はヌメヌメで臭いが発生するのかについて調べました。対策するなら原因からです。
すると、想像のとおり次の2つが主な原因とのこと。
- カビ
- 雑菌
カビと雑菌は、湿度と汚れと少し暖かいくらいの温度の中で一気に増えていきます。なので、室内の暖房で温まった部屋で動かす加湿器の中は菌が繁殖しやすい空間になっていると考えられます。
とはいえ、黄色い汚れと同時にヌメリも発生しているのであれば、菌が繁殖している可能性があるのでしっかり掃除が必要ですね。
冬場でも、油断していると3~4日くらいでヌメリ出すので気が抜けません。
カビ・雑菌を増やさないために必要なこと
カビと雑菌を増やさないようにするには、
- 小まめに水を変える
- 水交換の際、タンクと受け皿を掃除する
- 定期的に乾燥させる
- 週に1度は、タンク・受け皿・フィルターを徹底掃除する
- 定期的にクエン酸等で部品を漬け起きする
以上のことが必要。
タンクや受け皿、フィルターの手入れは、基本的に1週間に1度と説明されていることが多いですが、実際には4日~5日くらいすると臭いがヌメリが気になり始めていました。
なので、長時間使用するならその分こまめに手入れが必要だし、汚れがひどくなればその分掃除が大変になると言った感じです。
ディフェンドウォーターで掃除の頻度を減らせた
そんなわけで、日々の手入れが手間だった加湿器ですが、ディフェンドウォーターを使用することで、掃除の頻度を減らすことに成功しました。
まず、臭いが発生しなくなりました。
今までは、使っていると必ず臭ってきた雑巾を生乾きにしたようなにおい?がしなくなりました。
この臭いの原因は、先ほどのとおり、フィルターで繁殖した雑菌やカビなのです。臭いがなくなったということは、ディフェンドウォーターが見事に除菌してくれたということで間違いなさそうです。それくらい分かりやすく変化しました。
これに伴って、タンク内のヌメリ汚れも以前よりずっと付きづらくなったように感じます。まあ、ヌメリを完全に失くすわけではなかったので、定期的な清掃は”必須”なのですが、その頻度が大幅に減りました。
特に、週に1度の徹底掃除と小まめに乾燥させる必要がほとんどなくなったので、冷たい水で手をかじかみながらする掃除がなくなり万々歳です。
使用方法も非常に簡単なので、その辺も含めて次で紹介していきます。
ディフェンドウォーターの仕様と使い方
ディフェンドウォーターは、水に薄めて使用する液体タイプの商品です。ボトルがコンパクトで加湿器の近くや給水する洗面台に場所を取らずに置いておくことができます。
写真だと分かりにくいですが、高さ15cmくらいの小さいボトルです。
注目したいのが、主成分がグレープフルーツの種子から抽出した成分(化学薬品を使っていない)で、アルコールが苦手な人や塩素消毒に抵抗がある人でも気軽に使える点です。もちろん、赤ちゃんやペットがいても安心してる変えるくらい無害です。
付属品に、計量カップがついているので、希釈例を参考にして使用量を決定していきます。1㏄単位で希釈量が決まっているので、基本的に専用の計量カップを使っています。
これは、ちょっとボヤキですが、ボトルを計量カップが別になっているのは不便に感じています。どうせなら、ボトルの蓋で計量できる仕様だったらいいのに。
基本1㏄単位で使うので、加湿器に入れるのはほんのちょっとです。入れすぎ注意。
商品には、どの量でどれくらいの効果が望めるか、希釈の分量をまとめた表がはいっています。ディフェンドウォーター自体は、加湿器専用の除菌剤ではないので、薄める量によって手の除菌やモノの除菌など幅広く使えるようです。日常で使いそうな例を下記にまとめておきます。
- 手の除菌
- ダイニングテーブルの除菌
- 加湿器に入れて空間除菌
- 野菜の除菌・洗浄
- キッチン周りの除菌
- 子どものおもちゃの除菌
- スマホタブレットの除菌
- 生花の日持ちを良くする
- 介護用品の除菌
- ペットのケアや用品の除菌
- 衣類の除菌
- トイレの掃除・除菌
いろいろ、使える用途は幅広いのですが、僕は加湿器の臭いとヌメリの為に購入したので、他の使い方はしていません。アルコールを使っていないため、アルコールに敏感な人や赤ちゃん周りの除菌なども活躍しているようです。Amazonレビューより。
日常生活の幅広い菌に対応しているらしい
ディフェンドウォーターは、カビや雑菌以外にも幅広い菌に対して有効みたいです。これに関しては、自分で実感することは難しいですが、公式ページに次のように書いてあります。
ディフェンドウォーターは、エコ除菌製品ながら、日本食品分析センターで殺菌効果試験を受け、その除菌・抗菌性能を実証しています。抗菌検査試験した菌類も豊富です。黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌、腐生ブドウ球菌、糞便レンサ球菌、枯草菌、ミラビリス菌、変形菌、大腸菌、サルモネラ菌、ブタコレラ菌、チフス菌、パラチフスA菌、パラチフスB菌、マンニット非分解赤痢菌、緑膿菌、表皮ブドウ球菌、ノロウイルス、黒コウジカビ、黄コウジカビ 青カビ類、枯草菌等、日常生活で遭遇するであろう菌類すべてで試験し、すべての菌類に対し殺菌効果を実証しています。さらにアルコールや次亜塩素酸ソーダでは殺菌が困難な、ノロウイルスやO157:H2にも優れた殺菌効果を発揮します。業務用としてのご期待にもお応えします。
・日本食品分析センターで殺菌効果を実証済み。
・自然の除菌パワーは多彩な菌類に効果を発揮。-公式ページ
アルコールや塩素消毒で除菌できる菌を安全に除菌できるのは、驚きです。あと、アルコールと塩素消毒で除菌できないノロウイルスやO157にも効果があるみたいです。
業務用として飲食店などでも利用することを想定しているので、検査などはしっかりしているみたいですね。怪しい除菌液を使うよりは安心です。
これを見ていると、夏場などにスプレーボトルに入れてキッチンの除菌として使用するのもありかな~と思っています。今のところは、まだ使ってませんが今後使い始めたら追記していきますね。
ディフェンドウォーターの良かった点・イマイチの点
ディフェンドウォーターの使い方と効果について紹介したところで、実際に1ヵ月ほど試してみて僕が気になったことをまとめていきたいと思います。
それでは、まずはイマイチな点から。
イマイチな点
商品の効果や品質に関しては文句ないのですが、それ以外の部分でイマイチな点が2つあります。
- 値段が高い
- 計量カップがなくなりそう
それは、この2つ。
とにかく、値段が高めです。Amazonで購入した場合、110回分で3480円です。加湿器を複数台持っている場合、その分1日の給水回数が増えるので、わりとすぐになくなっていしまいます。
加湿器の台数や、使用頻度によって異なりますが、月に3,000円を高いとみるか、安いとみるかは意見が分かれそうです。また、加湿器以外の用途に使う場合は、その分量も考慮に入れる必要がありますね。
次に、気になったのが”計量カップの管理しにくさ”。これは自分がだらしないだけなのですが、失くしてしまったりしやすくてイマイチです。
どうせなら、ボトルキャップと計量カップを一体型にするなどして付属品は極力減らしてほしかったです。
良かった点
次は、良かった点です。先ほどはイマイチな点を紹介しましたが、僕個人としてはかなり気に入っています。後ほど書きますが、リピートして使い続けています。
その理由は、つぎのとおり。
- 臭いは確実になくなった
- ヌメリは少し減った
- ペットがいても安心してる使える
まず第一に、臭いとヌメリの改善がしっかり出来ていることです。もちろん、除菌製品なんだからできなきゃ困るのですが、案外効果が感じれない商品って多いと思います。特に、目に見えない”除菌”に関する商品ならなおさら。
臭に関しては、文句なしに改善されており、加湿器を使うストレスを大幅に軽減してくれました。また、ヌメリに関してもある程度の効果を感じています。
完全になくなっているわけではなさそうですが、以前より確実にヌメるスピードが遅いし、掃除も楽です。
そして、我が家は猫を飼っています。人間には問題なくても愛猫に不安が残る方法では、困ります。
ディフェンドウォーターは、化学薬品を一切使用しない、グレープフルーツ由来の成分を使用しているとのことで、安心して使い続けることができそうです。
金額が許せるなら試す価値ありです
以上のことから、ディフェンドウォーターを僕がすすめるとすれば”少し高めの金額を許せるなら”一度試してみて欲しい商品です。
110回分 | 3,468円 |
220回分(お徳用) | 4,998円 |
800回分(業務用) | 16,065円 |
まあ、高いといっても加湿器を一台の家庭で、仕事から帰宅後のみの利用なら1日1回で4ヵ月を3468円で使うことができます。ひと月あたり1000円以下なので、そんなに高くないですね。
ただ、在宅ワーカーで1日中加湿をしている人の場合は、給水の頻度によってコスパが変わってくるので要注意と言った感じです。
個人的には、雑菌が繁殖して身体を壊しては元も子もないので、必要な出費かなと考えています。
お徳用でリピートしました
先ほどのとおり、この商品に手ごたえを感じたのでリピートをすることにしました。
リピートしたのは、お徳用の220回分で4998円の方です。110回分に比べて、2000円程お得に買うことができるのでおすすめです。
そして、届いたお徳用の商品がこちら何ですが、写真のとおり見た目の変化が分かりづら過ぎる・・・。
まったく同じ大きさのボトルですが、シールの「+」に書いてあるDW〇の数字が違います。ここが濃度を表しています。
初め届いたとき、間違った容量の商品が届いたと思い、Amazonに問い合わせをする寸前まで言ってしまいました(笑)。
実際は、容器の大きさは変わらず、濃度を変えることで販売しているようです。
あとがき
この記事を書くにあたって、ディフェンドウォーターに限らず、その他の除菌商品についても調べてみました。
それぞれの口コミを見ると、「コロナ対策に購入しました」という内容がかなり多い。新型コロナで消毒液が消えた2020年5月ごろは、かなり売れていたのかな、今更思ってました。
ただ気になったのが、何処にも「コロナに効果がある」とは書いてないんですよね。
厚生労働省で明示されている消毒・除菌方法は、
- 水及び石鹸による洗浄
- 熱水
- アルコール
- 塩素系漂白剤
- 洗剤
- 次亜塩素酸水
この6つについてのみです。
実際、効果があるのかもしれないし、ないのかもしれないしで微妙なラインなのかなと思いました。
とはいえ、他の雑菌には効果ありますし、ないよりあったほうが安心なのでコロナ対策として買う気持ちも良くわかるんですけどね。
「効果があったら良いな」くらいの気持ちで、コロナ対策にも期待してみようかと思います。
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