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【チーズはどこへ消えた】職場でのイライラの原因は、変化に対応できない自分でした【レビュー】

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今の会社に勤め始めて5年目の今、過去一番のイライラにひどく悩まされています。

「人生の大半を過ごすことになる職場で、この現状は耐えられない・・・」

そう思っていたとき、手にとったのがこの本「チーズはどこへ消えた」です。

昔から、悩んだときは本から解決策を探すことが多かった私ですが、この本からは今まさに悩まされている「イライラ」の正体と今後の自分の働き方について考える機会をもらえたと思います。

職場でのどうしよもないイライラに悩まされている人に、ぜひ一度読んでもらいたいです。

けんぴ

自分の普段の生き方を見直すと、職場が少し過ごしやすくなるかもしれません

目次

「チーズはどこへ消えた」は、物語を通して教訓を教えてくれる

「チーズはどこへ消えた」は、2人の小人(ホーとヘム)と2匹のネズミ(スニッフとスカリー)の物語を通して私生活を見つめ返すきっかけをくれるような内容になっています。

それぞれの登場人物の特徴は、人間の中にある単純な部分と複雑な部分を表していて、

私たちは、スニッフのように、いち早く変化をかぎつけることもあるし、スカリーのように、すぐさま行動を起こすこともあし、ヘムのように、いっそうまずいことになりやしないか怯えて、変化を認めず、変化にさからうこともあるし、ホーのように、もっといいことがあるに違いないと、うまく変化の波に乗ろうとすることもある。

「チーズはどこへ消えた」本文より

この2人と2匹は、物語の中でチーズを求めて迷宮を探検します。

チーズは、彼らにとって欲しくてたまらない対象であって、僕たちが人生のいろんな場面で強く求めているもの(仕事、恋愛、家族など)として描かれています。

このチーズ(人生求めるもの象徴)をめぐって、引用で紹介したような特徴を持つ2人と2匹が活躍するのですが、場面で起きる一つ一つの問題を自分の生活に置き換えて考えると、色々と感じることがありました。

「チーズはどこへ消えた」自体は、1時間〜2時間ほどで読めてしまうくらい手軽なものです。

まだ、読んだことがない人は、ぜひ自分と重ね合わせながらじっくり読み勧めて見てほしいです。

今の職場は、居心地の良かった環境から変化している

さて、ここからは実際に読んでみて、僕がなにを感じたのかということです。

正直、自分の置かれている状況と重なる部分が非常に多くていろいろ苦い思いをしながら読み進めました。

この本を読むまでの職場での状況

今の職場は、昨年までの環境から考えると大きく変化していました。

  • ベテランの先輩が産休で抜けて、部署2年目の僕が唯一の主力に
  • 上司が入れ替わり、前任より頼りなくなった
  • 事業拡大で、通常業務に加えて新しい業務が増えた
  • 部署の方針が変わり、働き方が大きく変わった

細かい変化は、まだまだあるのですが昨年から仕事環境が大きく変わったことは間違いありません。

こんな変化に僕は、

周りからのプレッシャーは多いし、頼みの上司も頼りない。仕事は増える一方だし、細かいルールが増えて以前のように仕事が出来ない。ストレスだ。

と、かれこれ半年近く嫌な気分で仕事をしてきました。

そのことについて、「不公平」「自分は悪くない」「周りはもっと頑張るべき」だと本気で考えていました。

「チーズはどこへ消えた」を読んだことで気がついたこと

でも、「チーズはどこへ消えた」を読みヘムの言動を読むにつれて、「とても恥ずかしくてもったいないことをしていたのでは?」と考えさせられました。

物語の中で「ヘム」は、

「なんてことだ!チーズがないじゃないか」

「こんなことあっていいわけがない!」

消えたチーズが戻る訳でもないのに、変化を受け入れられず大声で喚きます。

そして、物語の後半にいたるまで「こんな不当な扱いは間違っている、以前の状態に戻されるべき」と言わんばかりに何も行動せず、ただ待っています。

まさに、自分の半年間だったのでは?

今思い返せば、大きな変化があったことは間違いないのだけれど、それに対してどう反応するのかは強制されていたわけでなかったです。

ある日、チーズを失った「スニッフ」と「スカリー」のように、

チーズステーションCの状況が変わったのだ、だから、自分たちも変わることにした

「チーズはどこへ消えた」本文より

変化を受け入れて、自分も変わり始めれば良かったんだと思います。

より責任のある立場になったことを励みに、前向きに踏み出す勇気を持つべきだったんだと思います。

そして、もっと言うなら「スニッフ」がチーズが日に日に少なくなっていることを感じていたように、年度末の人事で上司の交代や先輩の産休を予測し準備しておくべきでした。

実際、変化が起きる可能性は十分分かっていたのに、受け入れられなくて目を背けていたのは自分です。

けんぴ

同じように心当たりのある方も多いのではないでしょうか?

変化の気配から目を背けずに、変化を受け入れる準備を進めていれば、この半年はきっと違った半年になっていたと思います。

こんなことを、考えさせてくれた「チーズはどこへ消えた」は、さすがのベストセラーですね(笑)

分かっていても「恐怖」は、手強い

ただ、頭では知っていても「変化」に対する恐怖は、簡単に克服できるものでもないとも感じてしまいます。

実際、上手く関係を築けていない上司と上手くやるために自分を変化させるのはとても勇気がいります。

きっと、まだまだ自分の中での「こうあるべき」が邪魔しているのと、失敗することへの恐怖が重いからです。

自分の頑張りが実らないかもしれない恐怖とも向き合って変化に適応していくには、これから練習していくことも必要ですね。

余談ですが、「チーズはどこへ消えた」の物語を、いつか子供が出来たら聞かせてあげたいなと思います。

けんぴ

意識高い系みたいですが、子供がどんな感想を持つのか聞いてみたい!

あとがき

ちょくちょく、ビジネス書は読んでいるのですが、物語に押し込んだタイプの本は「読みやすくて良い!」と思います。

具体例をたくさん混ぜたり、よく解説してくれる本も良いのですが、物語ベースの本のほうがより自分を見つめながら読めているような気がするのです。

小さい頃に、イソップ物語を読んで(ホラ吹きの少年が狼に食べられる話)「自分も嘘つきになったらだめなんだ!!」と顧みていたことを思い出します。

小難しい話より、興味をよく惹かれて楽しく読める物語が読んでいて幸せです(笑)

今回の「チーズはどこへ消えた」も、子供が読めるくらい簡単な物語になっているのでお子さんと一緒に読むなんてのも良いのではと思いました。

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