タイトルにもあるとおり、我が家では猫用の自動給水器の使用を辞めるコトにしました。
10年あまり長らく買い替えながら使用してきましたが、原点に立ち帰り「水皿での給水」に変更するコトになりました。
理由としては、主に自動給水器の管理が大変なコトが一因なのですが、そのことも踏まえて「自動給水器」と「水皿」の双方のメリット・デメリット(個人的な視点で)を整理しながら記事にしていこうと思います。

結構、盲目的に自動給水器を使用していたので解放された今はスッキリした気分で過ごせています。

なんで、自動給水器を使い始めたのか
自動給水器を辞めた話の前に、元々はなんで使い始めたのかについて説明させてください。
今思えば、これがすでに「間違いだったんじゃないか?」とさえ思うのだけどこんなことを思っていました。
- “自動”給水器だから水皿よりも簡単に管理できそう
- 流水だから鮮度も維持できてるよね
- 猫も流れる水の方が喜ぶと思う
かなり安直な考えなのですが、猫を飼い始めたばかりの僕は特に疑問を持つことなく自動給水器を選んでいました。
当時、ロボット掃除機(ルンバ)や食洗機など家庭用の自動家電にハマっていたのも、自然に“自動”を選んだ一員かもしれません。
それらの家電で実感したように、自動給水器にも手動(水皿)よりも簡単になる何かに大きな期待をしていたわけです。

ですが、甘かったんですよね。甘すぎた!
結果的に、この後いろんなモヤモヤを抱えながら自動給水器というジャンルを渡り歩くことになります。
不満点を解決するためにあの商品からこの商品、あっちの商品からそこの商品まで。
解決することのないモヤモヤとの闘いを続けることになりました。
自動給水器の壊れやすさ&清掃の難しさ
自動給水器を使い続けて困ったのが、自動給水器のモーター部分の壊れやすさ。
とにかく、めっちゃ壊れました。
もちろん、購入した製品にもよると思うのですが、これはモーターを24時間回し続ける必要がある製品の仕組み的な側面もあるのではないかと思っています。
モーター部分が壊れた場合、別売りでモーターだけで売っていることもありますがコストは高めです。
ただ、このモーターの壊れやすさについては対策されている商品もあってそれがこのシリーズ。

モバイルバッテリーで有名なAnker系列のブランドでeufy(ユーフィ)から発売のこの自動給水器。
画期的なのが、モーターを使用しないという点。
モーターの代わりに磁力でスクリューも回して水の汲み上げを行っています。
この仕組みなら電気が通る限り無理なく水を汲み上げれるため余程のことがないかぎり壊れません。(実際、3台所持して2年ほど使用しましたが1台も壊れることなく24時間動いてくれました!)
ただ、もう一つの問題点「清掃の難しさ」については解決できませんでした。
自動給水器は、毎日の水換えの際にパーツごとに簡単な清掃が必要で、週に1回程度は細かなパーツの清掃が必要と説明されている商品が多いと思います。
ですが、この清掃が驚くほどにめんどくさい!!
とにかく、パーツの角や細かな隙間に水垢がつくのでその清掃が億劫すぎて僕はリタイアしました。
しかも、水垢については、着き始めると毎日しっかり目に掃除しないとダメで、1週間なんてとてもじゃないけど持ちません。
掃除の手間を考えると管理が大変だし、掃除が行き届かなければ水の清潔さに疑問(やらない選択肢はない)。

全然ラクじゃない!!むしろ、大変な気がする!!!
結果的に、僕はこう結論づけました。
これは、水皿の方がいいんじゃね…?
原点回帰!水皿が便利だし衛生的だった
そこで、初めて使用したのが水皿。
むしろ、基本中の基本で今まで使わなかったのが不思議なくらいなのですが、モチちゃんが自動給水器にイタズラするのをきっかけに水皿を使うようになりました。


もう、すぐに実感しましたよね。
めちゃめちゃ管理が楽!!サイコー!!
しかも、食事ごとに水を変えるから衛生的…。カンペキか?
ここから徐々にですが、自動給水器から水皿へ移行を進めていきました。

元々、自動給水器でしか水を飲んだことのないチョロ君もしばらく並行して使用していたら無事水皿への移行に成功しました。
ちなみに、我が家で購入したのは「ヘルスウォーター」という陶器製の水皿です。
なんでも、飲み水が美味しく飲める皿なんだとか。
実際のところは猫のみぞ知るな訳ですが、なんとなく猫たちが水をよく飲んでくれているように感じています。
ある程度、重みもあって猫たちがぶつかっても水が溢れることがないのがうれしい。
ロボット掃除機を使用している家庭でも皿がひっくり返りにくいのでおすすめです。
ちなみに、猫の1日の水分量をあげたい場合「食事から水分を摂取する」のがおすすめです。こちらの記事で、詳しく紹介しているので気になる人はチェックしてみてください。

猫用自動給水器の使いどころ
前述の通り、水皿を使い始めると自動給水器よりも便利と思える点が多くすっかり自動給水器を使う機会はなくなってしまいました。
そこで、自動給水器は全くいらないのかと言われるとそうではありません。
自動給水器の活躍ポイントは、ズバリッ長時間の留守番です。
自動給水器のメリット・デメリット
水皿のメリット・デメリット
水皿だとどうしても食事ごとに水を変えてあげないとホコリや水の鮮度が下がりそうで留守番には向きません。
そこを自動給水器に置き換えることで、水の鮮度を維持しつつ水を用意することができます。
つまり、日常使いには合わないけど、長時間の外出用に1台は持っておくと便利という結論です。
実際、水皿だと稀にですが猫がぶつかって溢れてしまうこともあります。
夏場の長時間の留守は、水温が上がりすぎて鮮度に不安が出てるかもしれません。
こういった問題点を自動給水器に解決してもらうことにしました。
要は、向き不向きなわけですね。
長々と書いてきましたが、結局言いたかったのは「自動給水器は飼い主が楽をするための猫用品じゃないよ!!」「むしろ、管理がシビアで水皿の方が結果的に猫たちにもいい影響がありそうだよ!」ってコトです。


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