- 猫にとってケージの置き場所は、健康と快適さの重要なポイント
- 1階と2階で迷うなら、私は迷わず1階をオススメする
- ケージの引っ越しは、最小限に!初めにしっかり決めるのが良い
猫用ケージの置き場所は、猫の健康と快適な生活に少なくない影響を与えます。とても、重要なポイントです。
とはいえ、ケージの設置場所を決めるために、何を気をつけていいか悩むのではないでしょうか。
それに、ケージはスペースを取ります。家庭によっては、よい条件の場所を選んであげられないかもしれません。
この記事では、ケージの置き場所の選び方と、よりケージを快適にするためのコツについて紹介していきます。
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猫用ケージの最適な置き場所とは
まずは、猫用ケージの場所を決めるうえで大切にしたいポイントについて考えていきましょう。
次の条件のうち、可能な限り多く条件を満たせる部屋がおすすめです。
- 最適な室温で風通しのよい部屋
- 飼い主さんが様子を確認しやすい部屋
- 落ち着ける環境がある部屋
- 窓から外の景色が見える部屋
- 飼い主さんのことを眺められる部屋
すべての条件を満たす置き場所は、なかなか見つからないかもしれません。
その場合は、①②の条件を優先して考えることをおすすめします。
①②は、健康管理に重要な条件です。健康的に暮らせることから初めて徐々に改善していきましょう。
最適な室温で風通しのよい部屋
ケージの置き場所を考えるとき、非常に重要なのが”温度”の管理です。
ケージの中で過ごす猫は、快適な温度を探して移動することができません。そのため、飼い主さんがケージ内の室温を調整してあげる必要がありますね。
猫にとっての快適な温度の目安は、およそ20℃〜28℃と言われています。ただし、子猫やシニア猫の場合は、もう少し高めが心地よいようです。
ライフステージ | 年齢 |
---|---|
子猫 | 25℃〜28℃ |
成猫 | 20℃〜28℃ |
シニア猫 | 22℃〜28℃ |
室温の調整を考えると、ケージを置く部屋には”エアコン”が必須となるでしょう。夏や冬の室温調整には必要だからです。
そして、”湿度”にも気を配る必要があります。
猫は、乾燥を嫌います。また、湿度が高い部屋では夏場の体温調整がうまくできません。
人間が快適に感じる湿度50%前後が目安です。風通しの良い環境を用意しましょう。
飼い主が様子を確認しやすい部屋
ケージでの生活が必要な猫の場合、子猫や療養中の猫が多いかと思います。
体調の管理が必要なことも多く、飼い主さんの目が届く範囲にケージがあることが重要です。
そのため、2階の部屋やリビングから遠い部屋などは、様子を確認する頻度が低くなる可能性があるためおすすめできません。
健康な子猫でも、些細なことで体調を崩すことは少なくありません。そして、子猫の体調不良は、進行が早く、早期の対応が必要な場合も多いのです。
可能な限り、猫ちゃんの様子を見守りやすいよう、普段から立ち寄りやすい部屋にすることが大切だと考えます。
落ち着ける環境の部屋
ケージの置き場所は、猫にとって安心してくつろげる場所でないといけません。例えば、次のような場所をさけるとよいでしょう。
- 大きな音がする電化製品のそば
- 人通りの多い廊下
- 開けし目の多いドアのそば etc…
猫は、音や人の動きに敏感です。大きな音などにストレスを感じることも少なくないため、ケージの周辺の環境に気をつけてあげるようにしてください。
とはいえ、リビングなどの人通りの多い部屋にケージを起きたい場合もあります。
そんなときは、ケージの周りを布で覆うなど、目隠しをしてあげることで落ち着ける環境を作ってあげることができます。寒さや直射日光への対策にも有効なので、必要に合わせて取り入れてみてください。
窓から外の景色が見える部屋
ケージを外の景色が見える窓際に置くことで、猫ちゃんの満足感を高めることに繋がります。
猫は、外を眺めるのが大好きです。野鳥や昆虫などが行き来するのを目で追ったり、人通りを眺めるなど、退屈せずに過ごすことができます。
しかし、窓際に置くときには注意することがあります。それは、直射日光です。
直射日光が当たりやすい窓際は、1日の中の温度変化が激しくなることも少なくありません。特に夏場は、日差しもいっそう強くなるため気をつける必要があります。
遮光カーテンなどで直射日光を防ぎ、空調による温度調整に気をくばるようにしましょう。1日の温度変化を7℃以内に収めることが理想です。
飼い主さんのことを眺められる部屋
猫ちゃんのケージを置くとき、飼い主さんを眺められる位置に置くこともおすすめです。
性格にもよりますが、飼い主さんと同じ空間で過ごすことに”安心感”を感じてくれます。中には、飼い主さんの姿が見えないと、「にゃーにゃー」と不安そうに鳴いてしまう子も。
すでに人にあるていど慣れた猫ちゃんであれば、飼い主さんを確認できる部屋の方が落ち着いて過ごせるかもしれません。
また、猫ちゃんに私たちの生活リズムに慣れてもらうことにも繋がります。
家猫は、飼い主さんの生活リズムを知ることで、人間の生活リズムに近づいていくことも少なくありません。
お互いのストレスにならない生活のためにも少しづつ慣れてもらうと良いと思います。
猫は、薄明薄暮性(早朝や夕暮れの薄暗い時間)に活発になる動物です。
夜行性の動物のイメージが強い方もいるかもしれませんが、そうではないのです。
猫ちゃんが夜中に大運動会を開いてしまうのであれば、それは昼間の運動不足が原因かもしれません。日中にしっかり遊んであげることで、改善することがあるようです。
我が家の猫用ケージは、リビングに設置しました【体験談】
我が家のケージはリビングに置いていました。ケージの置き場所を決めたときの候補は、以下の2つ。
- 1階のリビング
- 2階の作業部屋(当時)
夏と冬の空調管理が可能なエアコンのある部屋が候補です。
まず、1階と2階でどちらの部屋にケージを置くべきか迷いました。
「2階の部屋のほうが、静かで日中をゆったりすごせるのでは?」「でも、一人ぼっちも寂しいのでは?」。
せっかく同じ家で暮らすのに、2階にあがらないと会えないのは寂しい、かといってストレスになったらどうしよう。そんなふうに悩んでいました。
そして、悩んだすえに1階リビングにケージを置くことを決めます。理由は、3つのことから。
普段から健康(様子)のチェックが行いやすい
適切な室温を維持するのに、私が過ごしていることが長い部屋のほうが都合が良い
私たちがいる生活に慣れてほしかったから
一番の理由は、1階の部屋の方が普段の様子を観察しやすく、体調の管理がしやすいということです。
私は、今まで3匹の子猫を迎えてきました。子猫は、環境の変化やちょっとしたことで体調を崩すことも少なくありません。
実際、初めて迎えた子猫(くり君)は、家に迎えた初日に体調を崩し、慌てて夜間病棟に駆け込みました。
動物病院での診断は、環境の変化による体調不良とのこと。やはり、そばで見てあげやすい環境の方が、体調の変化にも気が付きやすく安心だと思ったのです。
ですが、人通りが多い1階にケージを置くことで”落ち着ける環境”について考える必要が出てきました。
猫たちが快適に過ごせるケージ環境のために、私が考えたこと
ケージを置く部屋を決めたあと悩んだのが、部屋(リビング)のどこにケージを置くべきかです。悩むことばかりですね。
その当時の我が家の配置図はこちら。
ケージを置く場所を選ぶと言っても、実際における場所は限られています。大きいサイズの食器棚は動かす場所がないし、エアコンとテレビの位置は変えられない。(配線の関係です…)
そのうえで、最適な場所を選ぶために、ケージの置き場所を決めるうえで重要だと思うポイントを考えました。
- テレビの隣りすぎるのはうるさいかも
- エアコンの風邪が直接当たる場所はさけたい
- ドアの隣は、冷気が入りやすいし、出入りで落ち着けないかな
実際のところ、テレビから大きく離すことができなかったことや、窓が遠くて猫的な面白みに欠けるなど、妥協した部分が大いにあります。
でも、部屋の間取りや事情があるのだから、完璧は難しくても最善を目指すようにしました。
そのうえで、置き場所の最適化できていない部分を別の工夫で補っていきます。
騒がしいリビングにケージを置くなら布で覆ってあげるとよい
リビングでのケージ生活を快適にするため、いろいろ調べていて見つけたのが”ケージに布をかけてあげる方法”です。
目隠し効果と寒さ対策の効果で1年の間ずっと効果的な対策。
今回、我が家のケージを置いたのは、リビングで隣ではないもののテレビの近く。テレビの音で落ち着けないと申し訳ないし、私たちの生活音も気になるかもしれません。
そこで、落ち着けるように布をかけてみました。
ケージの周りを私たちが行き来することで、気になって興奮してしまうことも多い子猫。ですが、視覚的に情報を減らしてあげるだけでも、ゆったりと過ごしてくれるようになりました。
ケージの最適な設置場所を見つけるのは難しく、家庭の事情によっては良い場所を見つけられないこともあるかもしれません。
そんなときは、出来る範囲で良い場所に決めつつ、快適に過ごせるよう工夫するのが良いと思います。
『場所別』猫用ケージを置くときのポイント
ケージを置く際の気をつけたほうがよいポイントについて、場所別に紹介していきます。
リビングや寝室では、部屋ごとに気をつけるポイントが少し異なります。私の実体験も交えてまとめました。
リビングを置き場所に選ぶなら
- エアコンの風向きに注意
- 音の出る家電(テレビなど)の横は避けるべき
- ドア・階段はうるさくて寒い
リビングにケージを設置するときに、特に気をつけないといけないのは”生活音”です。
リビングは、猫の様子を観察しやすく、コミュニケーションが取りやすい比較的に人気な置き場所だと思います。
ですが、一方で私たちの動く「ドンドンッ」という足音や、テレビなどの家電から発生する音など、騒がしく猫ちゃんが落ち着きにくい環境とも言えます。
そのため、可能な限り開け締めの多いドアやテレビなどの家電から離れた位置にケージを置くようにしましょう。
また、エアコンの風向きにも注意が必要です。夏場の冷房による冷えすぎや、冬場の暖房による乾燥など、エアコンの風が直接あたることで猫に負担をかけてしまいます。エアコンの対角線上の位置は避け、風を避けるように設置しましょう。
これは、私の体験談ですが、冬の階段まわりは非常に冷えやすいので注意です。暖かい空気は階段を伝って2階に逃げていきます。
逆に、冷たい空気は階段を伝って1階に降りてくるのです。とても、冷えやすいため階段まわりにケージを置くのは可能な限り避けるべきです。
寝室を置き場所に選ぶなら
- ケージ周りの防音対策
- トイレが臭わないように対策を
寝室にケージを置く場合、気になるのは飼い主側の”睡眠”です。ケージの防音対策をしておくことをおすすめします。
猫は、明け方に活発になりやすく、朝4時ごろから活動し始めます。そのため、ケージで動き回る「ガタゴトッ」という音に悩まされるかもしれません。
防音カーテンなどを利用した目隠しをすることで、改善が期待できます。また、ケージに目隠しをすることは、猫ちゃんに生活のリズムを教えてあげることにも繋がります。
人間と猫がともに快適に過ごすには、ある程度の生活リズムを共有することも必要だと思います。「今は、寝る時間だよ」と目隠しをすることで伝えてあげましょう。
そして、トイレ周りの臭いも気になるポイントです。消臭効果の高い猫砂や、消臭剤などを適切に使用することで朝目覚めたときに「なんか、くさい〜」とならなくてすみます。
猫を飼っていると、おトイレまで愛らしく感じることもしばしばですが、きちんと対策しておくに越したことはありません。
無香料タイプの消臭剤であれば、猫ちゃんの好みを気にせずに気軽に試せるためおすすめです。
ベランダを置き場所に選ぶなら
- 脱走には細心の注意を
- 賃貸の場合は、ルールを守って
日本ではあまり見かけませんが、海外の猫用ケージを調べると野外にケージを置いているケースが見られます。安全な環境で、猫ちゃんに自然を感じてもらえるのは憧れますね。
そんな野外ケージ、日本の場合はベランダに設置することが多いようです。
ベランダに猫用のケージスペースを用意する場合、心配なのが”脱走”や”転落”です。
野鳥などに夢中になり、2階以上の高さからでも飛び出してしまうことがあります。そのため、必ず安全なケージの中で過ごすようにしましょう。
ベランダをケージに改造するのもおしゃれで楽しそうですが、キャスター付きのケージをそのままベランダのもおすすめです。賃貸にお住まいの場合は、ルールに従ってまわりに迷惑をかけない範囲で楽しみましょう。
お家の1階と2階でケージの置き場所に迷ったら
お家の1階と2階でどちらの部屋にケージを置くか悩んだ場合、普段から過ごすことの多い1階の部屋に置くことをおすすめします。理由は、次のとおりです。
- 猫の様子をのぞきやすく、体調のチェックがしやすい
- 普段から過ごす部屋は、室温の変化が少なく快適
- 飼い主さんの気配を感じられるので、慣れやすい
普段からあまり使わない部屋にケージを設置する場合、それだけ健康チェックをするチャンスが少なくなります。
また、季節に合わせて室温の調整が必要なため、電気代などの負担が重く感じるようになるかもしれません。
1階であれば、多くの場合リビングなどの部屋と隣接していたり、普段から気にかけやすくトイレや水の減り具合なども小まめにチェックできるのではないでしょうか。
なにより、近くに飼い主さんの気配を感じる生活は、猫ちゃんがお家での生活になれる良い刺激になります。
ケージの置き場所は、適度に近い環境で過ごせる1階がおすすめです。
ケージの置き場所を頻繁に変えるのはやめよう
最後に、ケージの置き場所を悩む飼い主さんに向けて大切な注意点のお話です。
それは、頻繁にケージの置き場所を変えないこと。
これまでにお話したとおり、ケージは落ち着ける場所でないといけません。ですが、頻繁にケージの場所が変わってしまうと、なかなか落ち着くことができませんね。
そのため、ケージの置き場所を頻繁に変更しないように注意しましょう。
ケージの置き場所を決める時は、その後しばらくは動かさないつもりでしっかり考えて選ぶとよいですね。
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